Appleから「APPLE COM BILL」という名目で突然クレジットカードに請求がありました。
今回は実際にあった不正請求被害の体験をもとに、Appleへの問い合わせ方法や返金リクエストの流れをご紹介します。また海外から問い合わせ方法(英語窓口)での問い合わせ方法について説明します。
目次
クレカ会社からの連絡「不正利用の可能性」カードの一時停止
ある日、クレジットカード会社から突然メールが届きました。
「10,000円の利用がありましたが、不正利用の疑いがあり利用制限しております」
とのこと。

ちょっきり10000円だから
なんかのサブスクかなぁー?
と呑気に構えていたのですが。
クレカの明細を念の為確認すると・・・
明細を確認すると、「APPLE COM BILL」という名義で2週間前くらいから数件請求少額から、最大で10,000円まで。なんなんだこれは。不正利用だ・・・
Appleアカウントの確認
なお、調べると「APPLE COM BILL」はApple Storeでの課金時に表示される請求名義とのこと。まずはApple Accountの確認を始めました。
- 自分のApple IDの購入履歴を確認 → 該当なし。
- ファミリー共有アカウントも調べる → 購入履歴なし。
そのため、
- Appleの公式サイトでチャットサポートに連絡。
直接お話は速攻できないようで予約をしました。
- 翌日に海外のAppleカスタマーセンターから電話が来るよう予約
Apple海外カスタマーセンターからの電話対応記録
翌朝、予定時間から10分遅れて「シンガポール」からの着信。
返金手続きまでの電話の流れは以下です。
対応手順 | 内容 |
---|---|
1. 電話の目的 | クレジットカードの不正利用に関する問い合わせ |
2. 氏名確認 | 電話口どなたですか?と名前のみ確認 |
3. 登録メールアドレス確認 | Apple IDに登録されたメールアドレスを確認 |
4. 不正利用の詳細 | 不正利用と思われる金額・日付・回数などをヒアリング |
5. Apple製品から本人確認 | iPhoneまたはMacBookにて 設定 > Apple ID > 支払いと配送先を確認 |
6. 不正利用調査 | 「Compromised method(不正利用された支払方法)」との診断 |
7. カード番号の確認 | カード番号のみ |
8. Appleアカウント紐付カード確認 | 不正利用者はその人のApple IDに私のカードを登録使用していたことが判明 |
9. 利用者特定不可 | セキュリティ上、誰のApple IDかは教えられない |
10. カード永久ブロック | Apple側でそのクレカの利用を永久禁止 |
11. 返金手続き | 返金申請を代行。48時間以内に返金予定との案内 |
対処1 返金手続き

カスタマーセンターで行いますので
情報を教えて下さい
とのことで、基本的に言われたことに答えていただけです。
私から何かする必要はないですが、カスタマーセンターに連絡し、手続きをしてもらう必要があります。

48時間以内に返金されます
クレジットカードに戻りますが、
カード停止等手続きした後は銀行口座に
入金されます。
とのことでした。
対処2:クレカの利用停止とカード再発行の必要性
不正利用されたカードについてAppleでの利用を永久に不可にしてもらいましたが、同時に以下のアドバイスがありました。
- Apple上で利用停止されたが、カード情報は犯人の手にある可能性が高いため、完全に停止を推奨。(クレカを止める)
- クレカWebやアプリから停止・再発行が可能。
カスタマーセンターに質問 犯人は誰!?
では、今回の状況をまとめると
・犯人が犯人のApple Accountにおいて、私のクレカを使い購入を行った
・そのため、Appleのしては今回、どのアカウントが利用したかわかるが、それを私に伝えることは個人情報上できない
・犯人のApple Accountは一旦止まり、カスタマーセンターからの確認(不正利用)が終わってからしか伝えない

犯人は誰なんだ・・・
全く知らない人はどこで情報を得たのか・・・
今回のまとめと教訓
- カードを紛失したわけでもなく、怪しいWebサイトやお店の利用もなし。原因不明。
- Apple決済が「日本円」だったため、日本国内で不正利用された可能性が高いと私は考えています
- 犯人が自分のAppleアカウントで他人のカードを使うのはリスクが高いはずだが、なぜ?
- もしかしたら、バレないと判断して継続的に使おうとしたのかも?
- いずれにせよ、カード明細はこまめに確認することが最大の防衛策!
Appleや他社の請求名義が分かりづらいことも多いです。日頃からクレジット明細を確認し、身に覚えのない請求があれば、迷わずカスタマーサポートに問い合わせましょう。